あきたこまちの穂も、出穂率50%を超えました。
まずはドローンによる空中殺虫剤散布による「カメムシ防除」です。
米農家の場合、カメムシの防除は必須といえます。
というのも、カメムシ類が吸汁した米は変色して黒い斑点が生まれ、『斑点米』として市場価格が下落します。また、収量にも影響があるため、水稲の出穂期以降に殺虫剤を散布するのが通例です。
農家が圃場に分け入って手動で農薬散布を行う場合もありますが、重労働かつ丸1日かけても約2.5haほどしか散布できません。
その点ドローンを使えば…まあ過去ブログでさんざん説明してきたので言うまでもないですね!
去年も適期にカメムシ防除を行えたので、カメムシ被害は全くと言っていいほどありませんでした。
↑現在の生育状況
…が、カメムシの大好きな雑草の「ヒエ」が残っている田んぼがありましたので、人の手によるヒエ刈り取りを行います💦
田んぼ内は前日の雨上がりで、適度にぬかるんだ状態です。
すでに水を抜いていたので、田面に亀裂が入るくらい乾いてるのでスムーズに歩けます💨
雑草のヒエは通常、稲よりも早く出穂するので、ヒエ多発田では、早くから多様なカメムシ類が侵入します。
なぜヒエを刈り取らなければならないかと言うと、
カメムシは稲の穂(米粒)を吸入し、ヒエの穂に産卵し、そこで繁殖するため、斑点米被害の拡大につながり、品質低下のおそれがあるからです。
↑これはやってはいけない刈り方
茎の途中で切るのではなく、正しくは土の中3cmまで鎌をいれ、根っこごと刈り取るのが正解!
そして刈り取り後は束にして、田んぼから離れた所に捨てます。
農薬を使えばヒエは無くなります。でも手間を惜しまなければ、たやすく出来ることなのです。
軽トラ山盛りに積んで、山に捨ててきます。
さあ、つぎは稲刈り準備ですよ〜!
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