今年は雪不足で、農作業が全て早くなるだろうと予想されてましたが、肝心の田んぼ作業をしようと思っても寒い日や雨の日が続き足踏み状態…。
結局春の農作業も例年通りのタイミングとなっている今日この頃。
さて、ようやくトラクターの出番です。
次の作業は田んぼの『畦塗り(あぜぬり)』作業です。美郷町では「くろぬり」と呼ぶ方が多いです。
(畔塗り前と畔塗り後)
畔塗りしていると、カラスが近くまでやってきます。
田んぼにとって「畔」は水が外に漏れないための堤防であり、田んぼの四方を囲む境目です。
一年たつと草が生え、モグラやねずみに穴を開けられボロボロになってしまい、酷いと水が漏れてしまいます。
畔塗り作業は畔塗り機を装着したトラクターで作業しますが、自動で真っ直ぐ塗れる機能はありません。最近ではGPSの自動運転トラクター とかもあるみたいですが…。
なので…
ここが一発勝負のオペレーターの腕の見せどころ!
よそ見をしたり振り返ったりしただけで少し曲がってしまいます。
「真っ直ぐ塗るコツは?」と親方に聞くと、「余計なことを考えずに真っ直ぐ前を見る!」あとは「慣れ」と「勘」だそうです。
(トラクターと畔塗り機)
話は変わりますが、田んぼを一通り見て気づいた事があります。
それは…
今年は普段あまり見かけない紫色の雑草が非常に多いのです。美郷町や隣町の至る所に群生してます。
調べたところ「ヒメオドリコソウ」という雑草でした。
ヒメオドリコソウはシソ科オドリコソウ属に属するヨーロッパ原産の冬型一年草(越年草)でご家庭のお庭や道端、畑などに良く生えている雑草で葉が五重塔のように茎の上端に向かって重なりあっていて上部の葉は紫がかった色の小さい葉、下部の葉は下に行くほど大きい形をしている緑色の大きい葉を生やしているとのこと。
なんか今年は例年に無い現象が非常に多いですね…。
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